犯人さんの備忘録

腕毛ってなんですぐ生えてくるのかな悲しい

「そうだ、京都に行こう」

やっほ。

すっごい今更だけど、地球の裏側から京都へ行きました。
京都観光がほぼできなかったけど、心の中は京都で染まってます。

今日はそんな京都での出来事をつづります。
サブタイル、訳して副題は「犯人の京の都珍道中」とでもしておこ。

ちょーどうでもいい!!!!

イエーイ。



f:id:skmymelody:20190307223335j:plain





まず、どうして京都に行ったのか。

どうして?そんなの理由は簡単。

「心機一転、気持ちを変えたかった」

それだけです。

わたしが京都旅行に最後に行ったのは2年以上前。
もう記憶のいろんなところから、街並みも、景色も、駅の様子でさえも消えかかってる。

毎日見てる変わらない景色ではなくて、知っている土地の東京でもなくて、
なんだかまだぼんやりしているところ、
そうだ京都に行こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

これです。

相変わらず前置き長い。メンゴりん。


そう、京都へ行きました。
気持ちを変えたかったのです。
今のままじゃ、なんとなくダメだ。

変えたかった。
この関係を。
一歩、進みたかったのです。

変えなきゃ、変わらなきゃ。

f:id:skmymelody:20190307214420j:plain

でも難しかった。

早朝に待ち合わせをした彼は、別に楽しみそうな素振りも見せなかった。
ただただ、眠そうな、ちょっとめんどくさそうな、そっけない態度だった。

でもわたしはそれでもよかったのです。

彼と一緒に一歩踏み出せるなら、
たとえ彼はそんなつもりはなかったとしても、
わたしが勝手に彼と一緒に踏み出せている気分になれたら

それでよかったんです。

独りよがりってこういうことを言うのかな?

大切な本命の彼女がいる彼に長い間片思いをしているわたしは、
ある日ちょっとした気の迷いで彼を陥れるようなことを仕向けてしまった。
とてもやさしい彼は彼女への罪悪感、
そして彼を好きなわたしの気持ちも知ってわたしへの罪悪感までも抱いてわたしのことを好きでもないのに切るに切れない関係になってしまった。

こんなに優しい彼を苦しめている自分が大嫌いだけど、
同時に大切な彼女にはこんなグレーな部分は見せないんだろうな、って
なんだか優越感にも浸ってた。

意味がわかんないけど、もうなんでもよかった。
彼と一緒に居れればそれでよかった。

彼が、彼女のことを考えないでいい時間ではなくて
わたしが彼に彼女が居るという事実を受け止めなくていい時間が欲しかった。

 

だから京都に行ったのです。

彼は乗り気じゃなかったけど、それでもわたしはうれしかった。
会話のない新幹線の中でも周りからみたら「カップルが旅行中かな?」と思われてるかと思うと、それだけでうれしかった。

わたしは、うれしかったよ。


観光なんてちゃんと出来てたのかわからないけど、並んで歩いてるだけでデートしてるみたいでうれしかった。ずっとここに居たいな、って思ってしまったら思わず声に出てたみたいで、子供みたいなわたしの言葉を聞いて、初めて彼も「なんだよ、それ」って笑ってくれた。

デートみたいにふたりで食べたお団子もおいしかったね。

f:id:skmymelody:20190307223032j:plain




そのとき気づいたんだ。

わたしはこの笑顔が大好きで恋に落ちたのに、
彼からこの笑顔を奪うようなマネばかりしてる。

いろんなものを背負わせて、つらい気持ちにさせて。

それって幸せなの?


「もう、会いたいなんて言わないよ。今日で最後にするね。」

そういったら彼は驚いてた。
喜べばいいのに驚くから、ちょっとだけ期待してしまった。

その夜、おそらく一緒に過ごす最後の夜。
もう一度「これでおしまいだから」というわたしを見てちょっと寂しそうな顔をしてた。

「少しでも、好きって思ってくれてたら笑って」

わたしは何かを期待してたのかな。
好きなんて思われてないことわかってたのに、
少しでもそう思われていたらいいな、なんて夢を見てた。

彼はつらそうな顔をしてた。

f:id:skmymelody:20190307221004j:plain

「ごめん」

何度言われたかわからないその言葉を、わたしはこの地でも聞いてしまった。



変わりたかった。変えたかった。
意地汚い自分から卒業したかった。
彼と一緒に。

でも、一緒には変われなかった。

あまりなじみのないこの土地で、わたしは彼と最後の思い出を作った。
彼女の居ないこの土地でもわたしは彼の彼女になることはなかった。

 

でも、

「ひとりでも変わらなきゃね」

決意したわたしに、彼は言ってくれた。



「ひとりじゃないよ、俺は待ってるから」


手は差し伸べてくれないけど、
ちゃんとスタート地点で待ってくれてる。

まだスタートできてないわたしを、彼は、待ってくれる。

 

 

この街で、わたしは変われなかった。
でも、確実に、
変わるための手がかりをつかめた。


京都は雪が降っていた。
寒いけど、なんだか心はあたたかくて、「季節外れの雪みたい」って思わず笑ってしまった。

 

fin.

 

 

 

 

 

 

京都めっちゃめっちゃ楽しかったです。
サイコー!!!!!!!!!

f:id:skmymelody:20190307214408j:plain

 

南座で観たすのーまんはわたしをいっぱい幸せにしてくれました。

苦しい、よりも楽しくて、
悲しい、よりも楽しくて、
つらい、よりも楽しかったです。

え!めっっちゃ楽しかったじゃん!!!!!!って。
それだけです。

こんなに楽しくて、かっこよくて、頑張り屋さんな人たちのファンでいれる自分がめっちゃしあわせでどうしようもない。

だからあしたもあさっても、これからもファンです!!!


素敵な桜と、雪をありがとう。

 


アデュー。