犯人さんの備忘録

腕毛ってなんですぐ生えてくるのかな悲しい

あなたに会えて本当に良かった

の時のこと、わたしは今でも鮮明に覚えてる。

ギラギラした太陽が輝き、滴る汗。
東京の夏は、あまりにも不快な暑さ。
それでも、幸せだった。
 
2018年の8月、わたしは確実に幸せだった。
あなたと出会えたあの夏が、わたしの人生で一番幸せな夏だった。

 

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ギラギラした陽の光も、モヤモヤした熱風も、

都会で人にもみくちゃにされて募る苛立ちも、

嬉しいことがあって満たされた幸せな感情も、

あなたはいつもいつも側にいて受け入れてくれてた。

 

いろんなとこに一緒に行って、たくさん思い出を作った。

 

 

初めて会ったとき、私たちは上手く笑えなくてギクシャクした不思議な写真になったのを覚えてる。ドキドキしながら、そっとはじめましてをして、そしてお互い苦笑いにも近い笑い方をしてた気がする。

 

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土台を外すこと、知らなかったね。

 

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いろんなことが初めてで、こんな苔だらけの水辺に並べてしまったり。
今思えば、君には申し訳ないけどとってもいい思い出で笑えるよね。

 

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嬉しいことだらけのあの夏、興奮が冷めないようにとみんなで駆けこんだ場所で、
君はなんにも言わないでずっと話を聞いてくれてたよね。

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どこに置いても、文句も言わず。
いつも優しく受け止めてくれたよね。

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美味しいスイーツも、

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神社での願掛けも、

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思い出の大阪のあの日も、

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生クリームまみれにしちゃったあの日も、

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こんなかわいらしすぎる場所も、

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念願の愛しのシンメとの遭遇も、

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昼間からお酒を飲んだあの日も、

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思い出の入所日の日生劇場も、

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晩酌のお供にも。

 

君はなんにも言わず、付き合ってくれた。
いつも雑に扱ってごめんね。わたしが行きたいとこばかり、連れまわしてたのに。
君は楽しそうにしてくれてた。

いつもいつもわたしの心を満たしてくれてた。

 

ねえ、やっぱりこんなふうにお別れなんて寂しいよ。
だってあの日、終わるなんて思わなかったもん。

 

わたしはただ、浮かれながら、
東京ドームのネオンに
いつものように君をかざしてただけなんだ。

 

煌びやかなネオン。
いつか立ってほしい会場。

君の姿を見たかった。

どうしても、「東京ドームと君」が見たかった。

わたしのワガママだったのかな。

人波に飲み込まれ、わたしの手から君は滑り落ちた。
一瞬だったね。とってもとっても優しい君だから、その瞬間に気づかなったよ。

 

 

君は小さな音を立てて消えてしまった。

 

 

わたしの目に映るこの世界は現実?幻?どうして?なぜ今?なぜ今日?

なぜここで?

 

 

だって、約束してたじゃない。

 

年末も、年始も、京都も、新橋も、ほかのところも。
これからもっといろんなところに行くでしょ?って。

寂しいときにそばにいてくれるでしょ?って。

 

またなんにも言わず、バカみたいにはしゃぐわたしに付き合ってほしかった。

 

わたしのそばでいつでも変わらぬ姿でいてほしかった。

 

 

永遠なんてない。ずっと変わらない関係でいれる保証なんてない。
だから、みんな、いまを、1分1秒を後悔ないように生きよう。

 

あなたに会えて本当によかった。

たとえその身がバラバラになっても、わたしはあなたのことを絶対に忘れません。

 

幸せをありがとう。思い出をありがとう。いつもありがとう。
遠い空の上で、わたしのことをまた呆れながら見守っていてください。

 

2018年12月16日
佐久間大介くんのアクリルスタンド永眠


犯人

 

 

 

アクスタはマッジで丁寧に扱ったほうがいいです
気づいたらバキッと折れています
しにたい